S130V アトレークラシックのパワステ修理とスライドドアのストッパーとワイパー交換

ウチのアトレークラシックの不具合

・ハンドルセンターない
・電動パワステ死んでる
・エンジンマウント死んでる
・リアアクスルのベアリングがやばそう
・キーレスが半分死んでる
・いろいろ錆びてる凹んでる
・ボロい
・きたない
・ショックが死んでる 部品もない サスアッパーおしまい
・アイドリングでエアコンつけてヘッドライトつけると回転数が1000を切る
・DIのコイルがすぐ死ぬくせに一本で7000円 あほ◯ね
等々…

電動パワステくらい死んでもどうということはないが、せっかくなので直したい。とりあえずパワステコンピューターのコンデンサは交換したが直らなかったので、パワステのラックごと交換してみる。交換ついでに色々交換する。

まずはスライドドアのストッパーから。

インターネットで調べたら代替品がトヨタ品番であったので全交換

はずしたらガッツリ錆びてるのでこれは見ないふりをします。浮きサビだしね

代替品と比較。25年前の純正品は射出成形の一体品なのに対して金属カラー+樹脂+ゴムのなんと3ピース構成。金かかりすぎか?

対策品のほうがゴムで受けるぶん色々優しそうだし、金属カラーのお陰で軸力も安定して締め込みによる応力でネジ穴部から樹脂が割れるのを防止できる。

まあ変わったところで特になにもないんだけどね。割れてたので交換しただけ

お次はパワステラック。インタークーラー周りのカバーを取り外せば目の前にある。しかし、手前のテンションロッドブラケットをすべて外さないと外せない。テンションロッドを外すにはロアアーム側の固定ボルト2本も外す必要があり、それをやるならテンションロッドブッシュも交換したいよね。ということでまずはテンションロッドブッシュのボルトを緩めます。

なお、実際には部品が届かなかったので、ブッシュは後日交換しています。ばらばらに作業実施した結果、理想的だと思った順番で解説していきます。なお、細かいステーとかを外すのは省略してます。邪魔なステーだと思ったら外して整備してください。

まずはテンションロッドブッシュの皿?がある部分のナットを緩めます。
次にロアアームのボルト 片側2本づつを外します。ボルト・ナットで固定されています。ナットは再使用禁止指定です。
そうするとテンションロッドが抜けるので外します。
次に右側のテンションロッドブラケットを外します
そうするとパワステが外せるようになりますが、一旦車内作業に戻ります。

車内作業
パワステコンピューターとかを外せるようにセンターコンソールのカバーを外しておきます
ステアリングシャフトにマーキングをして、スプラインのところを緩めます。床の方だけで良かった気もするけどとにかくシャフトを外して同じ位置に戻せるようにマーキングする。マーキング忘れてもハンドル差し直して調整すれば良いんだけどね…

再び腹下作業に。パワステセンターアームのコの字の部品を固定してるボルトを抜きます。
ハーネスのクランプを外して室内の配線も引っこ抜いて、パワステを固定している3本のボルトを抜きます。

そしたら交換品を載せていきます

リビルドがないので今回は中古品。

まずはステアリングシャフトを移植して、室内に差し込みながら、まずはパワステラックとセンターアームのボルトナットを先に挿入しておきます。上の画像の左側を見ればわかりますが、サービマニュアルではここを緩めて外しません。トルクは990kg・cm
ここを先に固定しておかないとパワステラックを固定した後ではうまくエンド部分のカラーがコの字の中まで入っていきません。

次にパワステラックを固定します。固定ボルト3本で規定トルクは625kg・cm。かんたんですが、このときに室内側でステアリングシャフトに通すべき部品が全て通っているかを確認し、ユニバーサルジョイントをスプラインに挿入しておいたほうが楽だと思います。仮固定できたら最後に本締めしましょう

次にロアアームのブラケット。4本だったかなぁ? 1150kg・cm

次にテンションロッドブッシュの交換。強化ブッシュにはしませんでした。品番は48674-87505を4つ。これを仮締めして、穴の位置がいい感じの場所まできたらロアアーム側を先に固定します。

ロアアームの片側2本のボルトを仮締めします。とりあえずロッドの平面部とロアアームの平面部の隙間が無くなる程度には締め付けます。再使用禁止のロックナットは94184-01201-000。左右交換の場合は4つ必要です

テンションロッドブッシュ側の本締めを行います。ワッシャーをわすれないように。トルクは850kg・cm こっちのほうが太いのに緩いのか…ってダイハツDの整備士と会話した記憶がある

あとはカバー類を取り付けたら終了!

パワステは完全に直りました。しかしEPS警告灯もつかなかったので故障理由が謎です、たぶんモーター付近のセンサーとか電子部品関係でしょう。

ロアアームのブッシュはある程度スタビとしても効くため、交換することでかなり走りが良くなりますし、ブレーキングもいいかんじになります。ヘタってる場合はすぐ交換をおすすめします

ついでにエアクリーナーも交換しました。純正品は絶版のためヤフーショッピングでEF-RS用で探して買いました。https://store.shopping.yahoo.co.jp/marucorp/v9112d012-001.html

最後にワイパー交換

いつにまにか下側のカシメが消滅していつもげてもおかしくない状態に。この状態でワイパー使うとワイパーの先が明後日の方向まで動いてしまいます

しかしヤフオクで探しても部品がない。ヤバいな~と思いながら純正品番で検索すると、なんと部品が出る。

商用車バンザイ!S200Pが同じ部品なので出るみたいですね。左右で共通品番。今回は問題のある方だけ交換します。品番85190-87524-000で価格は4000円くらい

モノはついでっちゅうことで、傷んだ塗装も適当につや消し黒でごまかします。雨の日にここからサビ汁が垂れて汚れるんですよね

ワイパーも交換しない方は塗装して取り付け

こっちは新品

駆動軸周りも塗装したのできれいですね。

といったところで、アトレーのこまごとしたリフレッシュは終了。


あと修理したい場所は、相変わらずガバガバのハンドルセンターと、低回転で走ると振動がエグい死にかけのエンジンマウントと、まだ異音は大きくないけど死にかけてるリアアクスルのベアリングですかね。あと冬になるとカチカチゴムになって開かなくなるパワーウインドウとロックの打率が一割以下のキーレス…

ダルい作業はディーラーにお願いして、やれる作業は自分で手を入れたいとおもいます。

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