ぼくのかんがえたさいきょうのRZ50をつくろう ~メーター自作編~

ところで、最も徳が高いとされているメーターってどういうものだと思いますか

3連?2連丸?縦3連?弁当箱?

もちろんどれも捨てがたいが、個人的にはそう…大径タコシングルメーターが最も徳が高いと考えます。SDR200のスピードメーターをタコメーターにすると理想的です。

とはいえ、保安基準的にスピードが分からないのはまずい。デジタル車速にしてもいいが、車速は機械式ワイヤーの為、電気式変換する必要があるなど、面倒くさい。サイクルメーターなどもってのほか。また、トリップメーターも欲しい。

このような設計思想から、ボトムズの顔面みてぇなメーターにすることを画策。水温計が丸型デジタル表示、スピードメーターは可能な限り小さいトリップ付きのもの、タコメーターはTZMの大径タイプをチョイス。これを収めるためのケースは、当初アルミを切った貼ったして作っていたが、どうにもしっくりこない。そこで、3Dプリントを活用したABS樹脂造形による実装を試みた。

これが7時間で出てくる時代。すごいね!

サイズ感もばっちり。文句なし。上側はアルミのパネルを切り出して適当に元々セパハン用に使っていたボルト穴に固定。下側はキーシリンダーの固定穴に固定する。

きれいにアルミパネルを切り出すためには工夫が必要。ということで治具を作る。

まずはこんな感じの治具を作って、適当にボルト穴で固定しつつランプ用の穴をドリルで開ける。ちなみに、両側から挟み込んでるので穴の位置はそうそうズレない。

ほらね

バリは出るけど後で処理します。そもそもインジケーターのフチで隠れるのであんまりやる意味はないと思うけど…

で、だいたいの形に切り出し。下半分だけは概ねフリーハンドで実装。ここもちゃんと作っておくんだったな…

切り出したらジグの形になるまで外周をひらすら削る。

切り出し終わったら、治具その2で今度は内側の穴をあけていく。これは切り出したパネルの外側にボルト穴を作ってあるので、先に外周を削っておく必要があった。たぶん手順を逆にすると外側削ってるときに押されて変形してしまう。あと無駄な加工が発生するし…

🤖自在錐を買えばいいのに…

そして切り出し完了。よくね?

あとはエイヤでまげて穴位置出して最後にボルトで留めたらOK

側面はこんな感じ。メーターマウント部分はすべてTPUフィラメントでブッシュを作成してマウントしています。

裏はこんな感じ。既存ハーネスから要らない配線抜いたり新規に作ったりいろいろして完成させました。

ところで、このままは裏面が丸見えなので

カバーを作りました。車載状態でも工具が入るので整備性はかなり良いです。

外から見るとこんな感じ。ちょっと印刷失敗してますが誤差の範囲ですね

水温計もテープで固定してこんな感じに。シブいね

トリップのノブもこんな感じで避けています。これのせいでスピードメーターの交換だけはちょっと面倒です。

見ればわかりますが、アルミのパネルとメーターの樹脂のフチがツライチになっているのがこだわりポイント。アルミとメーターの間に挟まってるのがTPUのゴムブッシュ。

とまあ、こんな感じに自作のメーターを作ってみました。割と簡単にできるので、皆さんも軽率に試してみるのも良いでしょう。

結局ねェ、自分の欲しいバイクは自分で作らないと手に入らんワケよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です