最近直しているxs250(17E)のクラッチが重すぎるので点検してみたところ、注油した直後はそこそこ軽かったのに、油膜が切れた途端に固着しかかっていた。。これはもうダメだ。
ということで、適当なATV用の1250mmのクラッチワイヤーassyを買ってみた。ちなみに、17Eのクラッチワイヤーの長さは、だいたいアウター部分が1100mm、吐き出し部が+150~155mmだ(アウターの長さらエンジン側のアウターのエンド部分を取り外した時の長さ)
アウターのエンド部分は適当にライターで炙ればすっぽ抜けるので部品取りしておく。
端の長さを揃えて並べてみるとこんな感じ。ほぼ一致してるので小加工すれば使えると思います。
まずATV用クラッチワイヤーのネジになってる部分、これは本来何かしらのステーに固定するための部分ですが、XS250はスプロケカバーから直接生えていますので、先程部品取りした部分が刺さるように加工する必要があります。とはいえ、全て取り換えてしまうとアウターワイヤーが短すぎるので都合が悪いです。なのでネジ部分を短く切って、エンド部分の部品を加工してネジを切って固定します。
これを
こう。
とりあえずこれできちんと取り付けられる上にアウターの長さがネジで微調整できるようになったので、ワイヤーの吐き出しをちょっと長めに作ります。
タイコ部分は適当な応急用のエンドを流用します。自作するより楽です
そしてこれをちょっと工夫してからはんだ付けします。はんだ付けには必ずホームセンターで売ってる鉄・ステン用フラックスを使いましょう。ハンダ槽はあると良いですが、ないなら普通にターボライターで温めてハンダを流し込んでも同じことが出来ます。熱しすぎには注意
画像はタイコの向きを間違えてます。
そのままATV用のワイヤーを使っても良かったのですが、結局吐き出しの長さが元々短いのが気に入らず調整したかったので、適当な2ミリ径のクラッチワイヤーを購入して長めに作って完成としました。
スロットルワイヤーはタイコが販売されていない場合があるので、適当に真鍮パイプとか使うといいでしょう。
クラッチワイヤーはそこそこの力がかかるので、ハンダからワイヤーがスッポ抜けないかが心配ですが……対策としてライターと予備のタイコと固定用のハンダを積載しておけば良いでしょう。現地で直せますから。